【180話】頭突き
257: 愛と死の名無しさん 2010/06/16(水) 16:44:387年ほど前、同期入社の新婦に結婚式に呼ばれ、仲の良い同期達で出席した時の話
100人ほど入る式場で、7割が新郎関係者残り3割が新婦関係者と若干歪さを感じた。
後に聞いた話だと新郎関係者の半分が隣組だか近所組だか良く分からないシステムの人たちだったそう。
2時間しかない披露宴で延々と近所組の歌やら話やらが組み込まれていて、新婦涙目になっていた。
時々こっちに目配せしては「ごめんね」という顔をして、なんとも可愛そうだった。
しかも、隣組の歌や話はまったく予定に無かったそうで、本当はお色直しのドレスもあったそうなんだが急遽取りやめに。
同期みんなでちょっと新郎家ひどいよねとかまぁいらんことを話していたんだが、突然新婦がぶっ飛んだ。
そして新郎が新婦に近寄り新婦の腹を蹴り始め2,3発蹴り、新婦の胸ぐらをつかみ頭突きをしたんだが
新婦の頭は石頭だったらしく頭を抑えてよろけて倒れたのは新郎だった。
265: 257 2010/06/16(水) 16:58:00
書ききれませんでした。
で、話を聞いてみると、新郎は以前から酒に酔っ払って新婦を殴ったりしていたそう。
ただ、力が弱くて新婦への被害が全く無く、新郎も毎回覚えていないため楽観視していたそうだ。
幸い籍はまだ入れていないし、結婚を取りやめると報告受けた。
参加した同期でたちで、あの頭突きすごかったね!!と盛り上がったところ
昔から頭が固い方だったそうで、新郎がDVで暴れた時はいつも頭突きをして逃げていたそう。
今回は新郎自ら頭突きの体制に入ってくれたのでラッキーと思いながら万全の体制で頭突きを受けたんだ~と楽しそうに言っていた。
こう書いてみると、新婦は不幸じゃなくて、そんな男と結婚しなくて幸せだからスレ違いだったかも。
一番の不幸は今でも新婦に連絡を取ろうとしている新郎ということで。
新郎は隣組の人たちにかなり飲まされていたようで、何かを言っているのだが何を言っているかはまったく聞き取れず。
皆その間呆然唖然
式場の人が頭突きの段階で止めに入っていたのだが、あまりの新郎の興奮っぷりに止める事は出来ていなかった。
そのまま式は当然お開き、2次会も予定していたがもう無いだろうと帰ろうとしたところに新婦から電話があり
2次会の会場予約してるし、そこで同期会やろうよ。みんな気にしてくれてるだろうし、話させてと。
気になっていた私達は、呼ばれなかった同期(男性陣)も新婦の許可を得て呼んだ。
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