【49話】式場側の不手際で最悪の結婚式・・・ドアが開かない、小道具放置、エンドロール流れず
ホテルで行った私の結婚式は、段取りの悪さが招いたプチ不幸のオンパレードだった。思い出したら腹が立ってどんどん長文になってしまった。
まずもって、新郎両親がお客様の様に動かない、何もしない。
こちらが用意した宿泊部屋で寛いでいたらしく、迎賓の時もロビーに現れもしなかったらしい。
もちろん披露宴中もお酌もしない。
多分、そういう作法を知らない。
式に先立って行った親族紹介でも、新郎両親含む親族全員が、
のんびりしてたとかホテルの従業員用のエレベーターに
間違えて乗って迷子になってしまったとかでいつまで経っても来ない。
新婦側は待ちぼうけ。
ケツが決まっていたので進行を遅らせる事が出来ず、
早口言葉のようにまくし立てる司会者。
その後、挙式は何とか無難にクリアするも
披露宴がさらにグダグダ。
自分好みの選曲で「ここぞ」というタイミングで入場するはずが、扉が片側しか開かない。
見るとストッパーが外れていない。
仕方なく自分で扉を開けて入場。
高砂に着いたら一緒に入場した親戚の子たちにあげるおもちゃが、ない。
ブーケトスで当たらなかった人にあげるはずのプチギフトも、
テーブル撮影しながら配る予定だったお菓子ギフトも、ない。
探せども探せども見つからない。
式が終わって打合せ室に放置されてるのが見つかった。
もはや誰も信用出来ず、「あれ持って来て」「次はこれ」と
新婦である私が全て指示しながら披露宴を進行。
ゲストの手前、笑顔を作りながらも頭の中は次の段取りの事でいっぱいだった。
結局、余興だなんだでどんどん時間が押し、挙式・披露宴で6時間半かかった。
最後は自作のエンドロールを流しながらお開きになるはずが、案の定かからないというおまけ付き。
聞けば前日にテストした時は流れたので、安心して一度機材をバラし、今日はテストしなかったのだそう。
まるで素人が仕切った手作り結婚式のようだった。
そして延長料金を請求された。
当然、ふざけんな!と拒否したけど。
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