不幸な結婚式のまとめ

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【138話】ジューンブライドに憧れた新婦が大雨の中野外で結婚式をした結果

昨年の話しになるんだけど、梅雨入りした直後の挙式披露宴に新婦友人として呼ばれた。

結婚式の数週間前に新婦と会った時は「ジューンブライドに憧れていた。海沿いのチャペルとレストランだから、ロケーションもばっちり!

夕方からの披露宴だから海に沈む夕日も見えるのよ。期待しててね!」と、すごく嬉しそうに話してた。



でも、確実にその日は梅雨入りしている日で、実際当日は大雨だった。

ロケーション重視で選んだために交通が不便で、最寄駅までマイクロバスが迎えに来てくれるけれど

大雨の影響で交通機関に遅れが出て、挙式開始時間に間に合わない人が多数。

結局、式場の配慮で時間をずらして列席者が全員揃ってから挙式。

チャペルからレストランへ続く道は一応屋根があるものの屋外で・・・大荒れの海から波が飛んできた。

雨と波でみんなずぶ濡れになりながらレストランへ走って行った。



スタッフがタオルを渡しながら一人ひとりに謝罪しまくってて、新郎新婦にも責任者らしき人が謝ってた。

そしたら新婦がキレて「こんな酷い目に遭うなんて!どう責任取ってくれるの?!一生に一度の結婚式なのに!!」と。

それに対して一言も反論せず、とにかく謝り続ける責任者らしき人。

そこへ、新婦母が現れて、責任者らしき人に暴言を吐き続ける新婦に向かって一言。

「みんな反対したのに梅雨時にここで結婚式したいって譲らなかったのはあなたでしょ」と。



その後の披露宴では新婦の笑顔は一切なく、なんだか雰囲気の悪い時間が過ぎて行きました。

当然、夕日も見えるはずもなく、海に面した大きな窓には打ちつける大波。

披露宴中に新婦の両親が席を回ってみんなに謝っている姿ばかりが気になる披露宴。

天候ばかりはどうしようもないけれど、新婦がキレさえしなければなぁ~と。



普通の荒波程度では問題ないくらい離れているし、低いけれど壁もあるから大丈夫そうでしたが、

その日に限って「台風レベル」の大荒れでした。

飛行機も欠航便が出たり、電車も強風で止まるくらいの大雨プラス強風でしたので・・・。

天候はどうしようもないですからね・・・その数カ月後に同じ場所に呼ばれましたが、

その時はとてもいい天気で、披露宴会場から見える海と空、そして夕日は本当に素晴らしかったです。

もちろん、チャペルからレストランまでの道では濡れることなんてありませんでした。


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