不幸な結婚式のまとめ

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【89話】【悲報】妹の風評被害のせいで結婚するのに10年かかった

妹の結婚式。

新郎の地元で縁故の会館で式をあげる為に

こちらの親戚一同はバスを借りて向かう事にしたのに当日バスが来ない。

先に会館に来ていた私達に連絡が入り

手配した父が何カ所かに電話して何とかバス手配ギリギリ間に合う。

神道の結婚式で参列は両家族のみだったはずだが

何故か祝詞の最中に談笑しながら続々と新郎親戚一段が乱入→見学。

その後の写真撮影も両家族のみだったのが新郎親族一緒に撮影。

披露宴会場に新郎新婦入場3歩で何故か新婦立ち往生。

仲人も会館の人もオロオロするばかり。



業を煮やし私が妹に近ずき「どうしたの?」とそっと聞くと

着物の裾が足に絡まって動けないとの事。

私は振り袖の袖を肩に担いでw仕度室へダッシュ。

着付けしてくれた美容師さんを呼んできて直してもらう。

お色直しで退席する妹が私に目配せするんで

そっと退席して仕度室についていく。



色打ち掛けに着替えて写真撮影する為にカメラマンがいる別室移動。

カメラマンがいない!

新婦付き添いの会館の人「トイレかしらね?」ノンビリ。

5分待っても来ないので私が会館の人に片っ端から聞くと

ある人が「喫茶店にコーヒー飲みに行ってるみたい。呼んできます。」

ヘラヘラ笑いながらカメラマン登場→撮影。

このあたりから仲人も会館の人もあてにナランと感じ

私は自分の席に着く事なく新婦関係の事は仕切った。

披露宴はおれは村議だ!町内の顔役だ!とダラダラ長い演説祝辞。

飲んだくれて騒ぐだけの親戚。

新郎側の余興はすべてカラオケだったけど

酔いつぶれて誰もまともに歌えない。

新婦側の余興は親戚独身女性陣による祝い系日舞。

(習っている人がいてみんなで特訓、上手だった)

みんな振り袖で華やかだったが

酔っぱらいジジイが這いつくばって

着物の裾めくろうとして足が鼻にヒット→中断。

もう一度はじめから踊り直した。



グダグダグズグズで誰も感動の涙なしで終了。



帰りに親戚を見送る時に口の悪い叔父さんに

「稀にみる最低な結婚式だったな」と言われた。

思わず「そうだね」って答えちゃったよ。



10年後に私が結婚する事になったけど

二人っきりの海外挙式にしました。

田舎農家総本家だけど両親大賛成でしたw


【88話】 【90話】

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